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愛宕山 /宝塚市・川西市(335m)

愛宕山
愛宕山(写真@)
掲示板
掲示板(写真B)
けもの道
けもの道(写真D)


コースタイム:

阪急雲雀丘花屋敷駅
---10分(阪急バス)--->
愛宕原ゴルフ場---20分--->
分岐---25分--->山頂


愛宕山という山名は全国に数多く、北摂地区でも地図から拾ってみるだけで3山ほどありますが、 地図から想像する限り、すべて里山風のマイナーな山のようです。 今回は、兵庫県宝塚市・川西市の市界に位置する愛宕山(写真@)へ、阪急宝塚線の雲雀丘花屋敷駅から登ることにします。

駅の東口を出ると阪急バスの停留所があり、愛宕原ゴルフ場行きのバスに乗ります。 バスは閑静な住宅街の中を通ってしだいに高度を上げてゆき、石切山の麓にある宝塚造形芸術大学や満願寺の前を通過して10分すこしで、 終点の愛宕原ゴルフクラブの駐車場の隅に到着します。このゴルフ場は古くから開設され、近辺では由緒ある名門コースの1つです。

愛宕山へは、左奥のゴルフコースに伸びる舗装した道路を進んでいきます。15分ほど歩くとゴルフコースに出ます。 ミドルホールのティーグラウンド横を抜け、モノレールカートやプレーヤーの打球に注意しながら別のショートホールの右脇を通ると、 ティーグラウンドの奥に出ます。(写真A)舗装路はここで終わりです。

休憩のポーズでティーショットを拝見?し、左奥の雑木林の中の足もとの悪い陰気な山道を50mほど進むと、 小さな峠となり、右手に「兵庫縣」の掲示する古びた立看板が現われます。(写真B)

この峠から、20m進むと愛宕山への分岐にでます。(写真C)分岐といっても登山道がある訳でも無く、 道標も何もありません。日頃の山歩きの”勘”で右側の薮の中へ入って行きます。

(写真D)のような「けものみち」の中をヤブこぎしながら高い方へ、高い方へ東の方角へと進んでいきます。 クモの巣に顔面を洗われながら、あちらこちらに倒木がある小さなピークに出ます。 周りは高い樹木に囲まれていて、見晴らしは全くありません。

道なき道をいったん下り、登り返すと、愛宕山の山頂に出ます。(写真E)ここも展望は全くききません。 高い樹林に囲われるようにして、2基の灯篭と落ち葉に埋もれた石段らしきものが、時の経つのを忘れひっそりと佇んでいるだけです。

[1999年11月:記]

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愛宕原ゴルフコース
愛宕原ゴルフコース(写真A)
愛宕山への分岐
愛宕山への分岐(写真C)
山頂
山頂(写真E)


雲雀丘花屋敷駅から
愛宕原ゴルフ場行きの
阪急バスは、昼間は30分毎
に発車しています。

地図:
山と高原地図50「北摂の山々」
(南部D4)[昭文社]